LINE利用者のパスワード約7.4万件が特定 - ログイン連携サービスにPWリスト攻撃
7月から9月にかけて、LINEのログイン連携サービス「LINEログイン」に対してパスワードリスト攻撃が行われ、約7万4000件のアカウントにおいてIDやパスワードが特定されたことがわかった。連携先で認証を突破し、サービスが悪用されたケースは確認されていないが、同社では利用者に注意を呼びかけている。
「LINEログイン」は、外部デベロッパーを含め、広く開放されている認証サービス。ウェブアプリやスマートデバイス向けアプリに、LINEアカウントの所有者を対象としたログイン機能を組み込むことが可能となる。
「LINEログイン」では複数種類の連携機能が用意されているが、今回の攻撃は、連携時にLINEのログイン画面が表示され、メールアドレスとパスワードを入力してログインする「メールアドレスログイン」に対して行われた。
同社によると、攻撃者は同社以外で取得したと見られるリストを用いてログインを試行しており、7万3978件のアカウントにおいて入力されたIDおよびパスワードが有効であることを特定されたという。
(Security NEXT - 2020/09/17 )
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