Google、「Chrome 85」をリリース - 5件の脆弱性に対処
Googleは、「Windows」「macOS」「Linux」向けに同社ブラウザの最新版となる「Chrome 85.0.4183.102」をリリースし、複数の脆弱性を解消した。
今回のアップデートでは、5件の脆弱性を修正した。重要度はいずれも4段階中2番目に高い「高(High)」。重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
具体的には、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-6573」「CVE-2020-6576」や、ポリシーの適用が不十分である「CVE-2020-15959」「CVE-2020-6574」、競合が生じる「CVE-2020-6575」などに対処した。
同社は利用者に対し、数日から数週間以内に同バージョンを展開していく予定。
(Security NEXT - 2020/09/09 )
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