Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VMwareのmacOS向け製品に権限昇格の脆弱性

VMwareがmacOS向けに提供する複数製品に脆弱性が含まれていることが明らかとなった。

「VMware Fusion」「VMware Remote Console for Mac」「Horizon Client for Mac」において、「XPCクライアント」の検証処理に問題があり、権限の昇格が生じるおそれがある脆弱性「CVE-2020-3974」が判明したもの。

脆弱性を悪用することで、ユーザーがインストールされているシステムのルート権限を取得することが可能になるという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアは「7.8」で、重要度は4段階中上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングされている。

同社は、脆弱性を修正した「VMware Fusion 11.5.5」「VMware Remote Console for Mac 11.2.0」「Horizon Client for Mac 5.4.3」をリリース。利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消
「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開