Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Gitに深刻な脆弱性、認証情報など取得されるおそれ

分散型バージョン管理システム「Git」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートがリリースされている。

同システムの「credential helper」において改行を含む細工したURLを用いることで、Gitクライアントより認証情報を任意のホストに送信させることが可能となる脆弱性「CVE-2020-5260」が明らかとなったもの。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.3」で「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

脆弱性の判明を受けて、開発チームでは脆弱性へ対処した「同2.26.1」「同2.25.3」「同2.24.2」「同2.23.2」「同2.22.3」「同2.21.2」「同2.20.3」「同2.19.4」「同2.18.3」「同2.17.4」をリリース。また脆弱性が含まれる「credential helper」を無効化する回避策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2020/04/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応