Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

重要ファイルのラベル付けや台帳作成が行える無償ソフト - NRIセキュア

NRIセキュアテクノロジーズは、ファイルへ重要度を示すラベルを追加し、PC内部の文書管理を行える「SecureCube/Labeling」を開発した。同社では手始めに無料で提供する「同Personal」を公開し、今後はサーバによる統合管理を実現する「同Enterprise」を提供する予定。

同製品は、Microsoft Officeのアドオンとして動作し、ドキュメントファイルに対して、「極秘」「関係者限」など、重要度を示すラベル表示や、ファイルのプロパティへ重要度を示す内容を追記できるファイル管理ソリューション。

091028ns3.jpg
好きなラベルを選べる(画面左)。選んだラベルはドキュメント上に表示される(画面右)。

独自のラベルを設定することも可能で、インストールした端末内のファイル台帳を作成、管理できる。台帳機能を利用することでラベルの一括変更や特定場所への移動、レポートの表示など、重要ファイルの管理を簡素化できる。

「同Personal」では、端末内のラベル付けや台帳管理まで対応するが、同社では組織内の各端末におけるラベル情報の収集や一元管理を行ったり、操作ログを一元管理できるサーバ版「同Enterprise」の開発を進めているほか、他ベンダーが提供するDLP製品との連携による情報漏洩対策など計画している。

(Security NEXT - 2009/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

富士ゼロックス、文書共有サービスにIRM機能 - 追跡や権限変更に対応
個人情報の印刷を検知、マスキングできる「PRINT LOCKER」
日本IBM、モバイル管理ソリューション「IBM MaaS360」を提供
日立ソリューションズ、「SharePoint」向け文書保護ソリューション
ALSI、「InterSafe ILP」新版を提供 - IRM機能にSDKを用意
インフォコム、機密ファイルの利用を制御できるソリューション
日本事務器、暗号化したまま編集できる「S-Copシリーズ」を取扱開始
組織の文書セキュリティを実現するDRM製品を2010年より日本で展開 - 韓Fasoo.com
不要文書の廃棄促進に対応した文書管理システム - NEC情報システムズ
電子文書の取扱を一元管理する文書承認基盤ソフト - 日立ソフト