ウェブフレームワーク「Symfony」がアップデート - 複数脆弱性を修正
ウェブアプリケーションフレームワーク「Symfony」のアップデートが公開された。バグとともに複数の脆弱性が修正されている。
今回のアップデートでは、ファイアウォールにおいてアクセス制御における属性の処理が正しくおこなわれない「CVE-2020-5275」をはじめ、レスポンスのヘッダ情報に「Content-Type」が含まれていない場合に正しく処理が行われない「CVE-2020-5255」や、「ErrorHandler」におけるエスケープ処理の問題「CVE-2020-5274」など3件の脆弱性を修正した。
脆弱性によって影響は異なるが、3件のうち共通脆弱性評価システム「CVSSv3」の値は「CVE-2020-5275」がもっとも高く、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」によるスコアリングは「8.1」、重要度が「高(High)」とされている。
「CVE-2020-5275」「CVE-2020-5255」については、最新版となる「同5.0.7」「同4.4.7」でバグフィクスなどとあわせて修正された。「CVE-2020-5274」については、2月29日にリリースされた「同5.0.5」「同4.4.5」において、すでに対応済みだという。
(Security NEXT - 2020/04/02 )
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