Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

バイオメトリクス市場、2008年度は出荷金額ベースで前年度割れ

バイオメトリクス市場において、2008年度は出荷金額が前年を下回ったことが矢野経済研究所の調査により判明した。

矢野経済研究所が、5月から8月にかけてバイオメトリクス関連製品を販売する主要17社を対象に調査を実施し、結果を取りまとめたもの。市場規模は出荷金額ベースで206億円となり、前年度比89%となった。同社では、経済環境の悪化によるものと分析している。

一方、2009年度はやや回復する見込みで214億円と予測。以降も、2010年度は246億円、2012年度には330億円市場と堅調な成長を予測している。

また市場の動向について、メーカーや技術において評価基準が必要となるものの、参入企業における協調が難しく、行政に対するリーダーシップを求める声が強まっているという。

(Security NEXT - 2009/10/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

マカフィー2016年版、マルチデバイス保護へ注力
情報セキュリティEXPOが事前受付を実施 - 無料招待券を提供
セキュリティ意識の高まりや攻撃警戒で新規事業を断念するケースも
IPA、生体認証の利用促進に向けた資料を公開
使用して気がつく「生体認証」の利便性 - IPAが報告書
IPAの情報セキュリティ安心相談窓口の受付時間が一時変更に
ネットユーザー64.3%が「生体認証を信頼できる」
バイオメトリクスの研究報告書を公開 - 情報処理推進機構
バイオメトリクス認証に関連したNIST資料を翻訳 - IPA
バイオメトリクスやICカードにも対応する認証基盤ソフト - ネットマークス