「Citrix ADC」狙う悪用コード出回る - ゼロデイ攻撃に注意
「Citrix ADC」や「Citrix Gateway」に未修正の深刻な脆弱性が見つかった問題で、悪用コードが公開されている。ゼロデイ攻撃も展開されており注意が必要だ。
「CVE-2019-19781」は、リモートより認証することなく、任意のコードが実行可能となる脆弱性。2019年12月にセキュリティアドバイザリが公開された。
Citrix Systemsでは、脆弱性を修正するアップデートの準備を進めており、2020年1月20日より一部バージョンより順次公開し、月内に提供予定であることを明らかにしている。
同脆弱性に関する動向を調査しているSANS Instituteの研究者であるJohannes Ullrich氏は、1月10日深夜に実際に機能する同脆弱性のエクスプロイトが、複数のグループより公開されていることを確認した。
(Security NEXT - 2020/01/15 )
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関連リンク
- GitHub:check-cve-2019-19781
- Citrix:Vulnerability in Citrix Application Delivery Controller and Citrix Gateway
- Citrix:Mitigation Steps for CVE-2019-19781
- CERT/CC:Citrix Application Delivery Controller and Citrix Gateway web server vulnerability
- JVN ;Citrix Application Delivery ControllerおよびCitrix Gateway web serverにおける任意のコード実行が可能な脆弱性
- シトリックス・システムズ・ジャパン
- CERT/CC
- JVN
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