Juniperがアップデートを公開 - 複数製品に深刻な脆弱性
Juniper Networksは、「Junos Space」や「Junos OS」をはじめ、複数の製品における脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。修正された脆弱性には深刻なものも含まれる。
「Contrail Networking」では、任意のコードが実行可能となる脆弱性「CVE-2019-19919」や「CVE-2019-17267」が判明。脆弱性の悪用は確認されていないという。
いずれも、スコアが最高値10である共通脆弱性評価システムであるCVSSv3において「9.8」と高く、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。これら脆弱性について同社は「同R1912」にて修正した。
「Junos Space」においても、CVSSv3が「9.8」で、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」である「CVE-2019-9636」をはじめ、あわせて22件の脆弱性が明らかとなり、「同19.4R1」にて修正している。
一方「Junos OS」では、細工したパケットを用いてroot権限でコマンドを実行されるおそれがあり、CVSSv3においてスコアが「8.8」とされる「CVE-2020-1605」や「CVE-2020-1609」のほか、スコアが「8.6」である「CVE-2020-1603」などあわせて10件の脆弱性を修正した。
そのほか、今回のアップデートにより「SBR Carrier」における複数の脆弱性を修正している。
(Security NEXT - 2020/01/10 )
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