CiscoのDC向けインフラ管理製品に深刻な脆弱性
データセンター向けのインフラ管理ソフトウェア「Cisco Data Center Network Manager(DCNM)」に複数の深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。
同製品において認証のバイパスが可能となる3件の脆弱性が明らかとなったもの。ウェブ管理インタフェースにおける「CVE-2019-15977」をはじめ、「REST API」に「CVE-2019-15975」、「SOAP API」に「CVE-2019-15976」が存在するという。
それぞれの脆弱性に依存関係はなく、いずれも単独でリモートの攻撃者により認証をバイパスされ、管理者権限で任意の操作を実行されるおそれがある。
最大値が「10」である共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「9.8」で、重要度は「クリティカル(Critical)」。同社は脆弱性を修正した「同11.3(1)」をリリースしており、利用者へ対応を呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/01/07 )
ツイート
PR
関連記事
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応