Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「BIND 9.14」にサービス拒否など複数脆弱性

「BIND 9.14」に、リモートより悪用されるおそれがあるサービス拒否の脆弱性など、2件の脆弱性が明らかとなった。

「同9.14.0」よりデフォルトで有効化されている「QNAME minimisation」において、リモートから悪用可能なサービス拒否の脆弱性「CVE-2019-6476」が判明したもの。フォワード先に設定しているリゾルバーから委任応答を受信した際、異常終了するおそれがある。

また「mirror zones機能」を利用している場合に、「DNSSEC」検証がバイパスされるおそれがある「CVE-2019-6475」が明らかになった。

「BIND」の開発を手がけるInternet Systems Consortium(ISC)は、いずれも重要度を「中(Medium)」とレーティングしており、修正版となる「同9.14.7」をリリースした。

脆弱性の判明を受けて、日本レジストリサービス(JPRS)やJPCERTコーディネーションセンターなど関連機関も利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks