Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome 77.0.3865.120」がリリース - 重要度「高」の脆弱性5件を修正

ブラウザ「Chrome」の開発チームは、「Windows」「macOS」「Linux」向けに最新版となる「同77.0.3865.120」をリリースした。

今回のアップデートは、セキュリティに関する8件の問題に対処したもの。CVEベースでは5件の脆弱性に対処したことを明らかにしており、いずれも重要度を4段階中上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。

このうち4件は解放後のメモリへアクセスする「Use After Free」の脆弱性。「JavaScript」のエンジンである「V8」に明らかとなった「CVE-2019-13696」をはじめ、「IndexedDB」や「WebRTC」、オーディオ処理に見つかった脆弱性に対応したという。

同社は、同バージョンを数日から数週間をかけて展開していく予定。

(Security NEXT - 2019/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加