「Cisco IOS XE」のREST APIに深刻な脆弱性 - 特権操作のおそれ
Cisco Systemsの「Cisco IOS XE」向けに提供されている「Cisco REST API仮想サービスコンテナ」に深刻な脆弱性が含まれていることが明らかとなった。

Ciscoによるアドバイザリではクリティカルとレーティングされている
「Cisco IOS XE」を利用するデバイス上で認証を回避されるおそれがある脆弱性「CVE-2019-12643」が明らかとなったもの。脆弱性を悪用する細工したHTTPリクエストによって、リモートから特権で操作が可能になるという。
共通脆弱性評価システムであるCVSSのスコアは最大値となる「10」とレーティングされており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」となっている。
同社のサービス統合型ルータである「Cisco 4000シリーズISR」「Cisco 4000シリーズASR」「Cisco CSR 1000Vシリーズ」「Ciscoサービス統合型仮想ルータ」などが影響を受けるが、REST APIインターフェイスはデフォルトでは有効になっていないとしている。
同社は脆弱性へ対処したアップデートをリリース。利用者へ注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/08/29 )
ツイート
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性