「Smart TV Box」に脆弱性 - LANポートよりADBにアクセス可能
KDDIが提供するテレビや動画視聴用セットトップボックス「Smart TV Box」に、不正な操作が行われるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同製品のLAN用インタフェースにおいて、「Android Debug Bridge(ADB)」へアクセスできるアクセス制御不備の脆弱性「CVE-2019-6005」が明らかとなったもの。
脆弱性を悪用するにはLAN側よりアクセスする必要があるが、意図しないソフトウェアをインストールされたり、設定を変更されるおそれがある。
同脆弱性は、情報通信研究機構の森好樹氏、久保正樹氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
8月23日に脆弱性情報が公開されたが、脆弱性を修正したファームウェア「バージョン1300」については、2月28日より提供が開始されており、ソフトウェアは原則自動で更新されるとしている。
(Security NEXT - 2019/08/23 )
ツイート
PR
関連記事
ZohoのAD管理支援ツールに脆弱性 - アップデートで修正
脆弱性狙われる「Oracle EBS」、定例パッチでさらなる修正
Oracle、定例パッチを公開 - 脆弱性のべ374件を修正
「Chrome」にアップデート - スクリプトエンジンの脆弱性を修正
Ivantiの複数製品に脆弱性 - 「EPM」の更新は11月以降
「WatchGuard Firebox」の深刻な脆弱性、PoC公開で悪用リスク上昇
米当局、脆弱性悪用リストに「Oracle EBS」など5件追加
「Spring Cloud Gateway Server Webflux」に情報漏洩の脆弱性
機械学習フレームワーク「Keras」に深刻な脆弱性 - 8月の更新で修正
「LANSCOPE」エンドポイント管理製品に脆弱性 - 4月以降、攻撃を観測
