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委託先従業員の私有PCから個人情報がShare流出 - 退職時に削除確認するも残存

燃料の小売業を展開する九酸ガス住設の顧客情報が、ファイル共有ソフト「Share」経由でインターネット上へ流出したことがわかった。

同社がハードウェア変更のため外部事業者へソフトの入れ替えを委託したが、当時の同社従業員が自宅へ持ち帰り、私用パソコンで作業を実施。1月の退職時にデータの削除を確認したものの残存しており、その後ウイルス感染をきっかけにインストールされていたファイル共有ソフト経由で4月にインターネット上へデータが流出した。

流出したのは、2008年12月に取り扱った一部顧客情報。同社では、流出原因となったパソコン上よりデータを削除し、すでにファイル共有ソフト上で問題のファイルが流通していないことを確認したという。

同社では関連する顧客に対して謝罪した。また漏洩した個人情報による二次被害などは確認されていないと同社では説明している。同社では所管官庁、警察などと連携して対応を進めていく。

(Security NEXT - 2009/06/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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