Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「LLVM」の「Armバックエンド」でスタック保護が機能せず

コンパイラ基盤「LLVM」における「Armバックエンド」において、保護機能が正常に機能せず、バッファオーバーフローを検知できなくなる問題が明らかとなった。セキュリティ機関がアップデートを呼びかけている。

改ざんのチェック用に設定された値をあらたに設定し直したり、ポインタ値をスタック上に置くことが可能で、スタック保護機構が機能しなくなる問題が明らかとなったもの。

バッファオーバーフローに対して脆弱となり、任意のコードを実行されたり、サービス拒否などが生じるおそれがある。

今回の問題を受け、セキュリティ機関では、脆弱性を修正した最新版へのアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/07/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性