Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Drupal 8.7.4」に脆弱性 - 手動作業ともなう更新必要

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」に深刻な脆弱性が含まれていることが明らかとなった。

「同8.7.4」において試験的に導入されている「Workspacesモジュール」を有効化している場合、アクセス制御がバイパスされる脆弱性「CVE-2019-6342」が含まれるという。

脆弱性の重要度は、5段階中、上から2番目にあたる「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。脆弱性は「同8.7.4」のみ影響があり、「同8.7.3」や以前のバージョンは影響を受けない。

開発チームは、脆弱性を修正した「同8.7.5」をリリースした。またモジュールを無効化することで影響を緩和できるとしている。

またモジュールの利用者は、アップデート実施後に手動でキャッシュをクリアする必要があり、リバースプロクシやCDNなどを利用している場合も同様にキャッシュをクリアするよう求めている。

(Security NEXT - 2019/07/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み