Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「アクセス解析CGI An-Analyzer」に複数の脆弱性

アングラーズネットが提供している「アクセス解析CGI An-Analyzer」に、OSコマンドインジェクションをはじめ、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートが提供されている。

同プログラムは、ウェブサイトのアクセス解析を行うためのCGIプログラム。解析対象ページにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2019-5989」が判明した。

さらにHTTPリファラからログイン用パスワードを取得されるおそれがある「CVE-2019-5990」が含まれるという。

また管理ページでは「OSコマンドインジェクション」が可能となる脆弱性「CVE-2019-5987」や、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2019-5988」が明らかとなった。

同脆弱性はSTNetの渡邉優太氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。6月24日より修正版が提供されており、利用者は対象となるファイルを更新した上、解析用スクリプトを修正する必要がある。

(Security NEXT - 2019/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正