Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「GNU Wget」に任意のコードを実行される脆弱性

「HTTP」や「FTP」などのプロトコルに対応したダウンローダー「GNU Wget」に任意のコード実行が可能となる脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同1.20.1」および以前のバージョンにバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2019-5953」が含まれていることが明らかとなったという。

同脆弱性を悪用されると、任意のコードを実行されたり、サービス拒否に陥るおそれがある。

同脆弱性は、草野一彦氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。最新版へアップデートを行うよう呼びかけられている。

(Security NEXT - 2019/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因