Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

iOS向け保険管理アプリに脆弱性 - 「Cordova」向け旧プラグインに起因

iOS向けに提供されているiChain製の保険管理アプリ「iChain保険ウォレット」にディレクトリトラバーサルの脆弱性が含まれていることがわかった。

「同1.3.0」にディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2019-5923」が明らかとなったもの。以前のバージョンも影響を受ける。iOSデバイス内部のファイルやアプリケーションに関連するファイルを不正に取得され、情報が漏洩するおそれがある。

開発フレームワーク「Apache Cordova」向けに提供されているプラグイン「cordova-plugin-ionic-webview」の旧版で明らかとなった「CVE-2018-16202」に起因する脆弱性だという。

同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの望月岳氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。iChainでは、脆弱性を修正した「同1.4.0」をリリースしている。

(Security NEXT - 2019/03/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開