Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

iOS向け保険管理アプリに脆弱性 - 「Cordova」向け旧プラグインに起因

iOS向けに提供されているiChain製の保険管理アプリ「iChain保険ウォレット」にディレクトリトラバーサルの脆弱性が含まれていることがわかった。

「同1.3.0」にディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2019-5923」が明らかとなったもの。以前のバージョンも影響を受ける。iOSデバイス内部のファイルやアプリケーションに関連するファイルを不正に取得され、情報が漏洩するおそれがある。

開発フレームワーク「Apache Cordova」向けに提供されているプラグイン「cordova-plugin-ionic-webview」の旧版で明らかとなった「CVE-2018-16202」に起因する脆弱性だという。

同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの望月岳氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。iChainでは、脆弱性を修正した「同1.4.0」をリリースしている。

(Security NEXT - 2019/03/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性
「Chrome」のアップデートが公開 - 脆弱性5件に対応
「SonicWall SMA 100」シリーズに脆弱性 - アップデートが公開