「OpenSSL」の「ChaCha20-Poly1305」実装に脆弱性
OpenSSLの開発チームは、認証付き暗号「AEAD(Authenticated Encryption with Associated Data)」である「ChaCha20-Poly1305」の実装に脆弱性が含まれていることを明らかにした。
外部アプリケーションから「OpenSSL」を利用する際、暗号化に用いる「ナンス」で12バイト以上の文字列を設定できるものの、12バイト以降を無視する脆弱性「CVE-2019-1543」が明らかとなったもの。
脆弱性は、「同1.1.1」「同1.1.0」に存在。「同1.0.2」は含まれない。また「SSL/TLS」における処理など、「OpenSSL」を直接利用する場合は「ナンス」に12バイト以上の文字列を用いることはなく、影響を受けないとしている。
重要度は4段階中もっとも低い「低(Low)」とレーティングしており、影響が低いことからアップデートを用意していない。今後の更新で修正されると見られる。
(Security NEXT - 2019/03/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
「FortiSIEM」に深刻なRCE脆弱性 - 実用的な悪用コードも
オンライン会議ツール「Zoom」に「クリティカル」脆弱性
米当局、「IE」「Excel」「WinRAR」の脆弱性悪用に注意喚起
「Chrome」にアップデート - 6件のセキュリティ修正
Adobe、13製品にセキュリティパッチ - 脆弱性68件に対応
MS、8月の月例セキュリティ更新で100件以上の脆弱性に対応
「WinRAR」に深刻な脆弱性 - ゼロデイ攻撃で判明
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
Omnissaのメールセキュリティ製品にSSRFの脆弱性 - アップデートが公開