「Chrome 70」で脆弱性23件を解消
Chromeの開発チームは、「Windows」や「macOS」「Linux」向けに最新版となるブラウザ「Chrome 70」をリリースし、23件の脆弱性について修正した。
今回リリースした「同70.0.3538.67」では、機能強化やバグの修正、Chromeへのログインに関する対処など行われたほか、セキュリティに関しては23件の修正を実施したという。
今回修正された主要な脆弱性のうち、重要度「高(High)」とされるものは6件。
サンドボックスを回避されるおそれがある脆弱性「CVE-2018-17462」をはじめ、「V8 JavaScriptエンジン」においてリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2018-17463」や、解放後のメモリを使用する「CVE-2018-17465」などを解消した。
またURLの偽装が可能となる「CVE-2018-17467」や、メモリ破壊の脆弱性「CVE-2018-17470」など、重要度「中(Medium)」の脆弱性8件へ対応したほか、「低(Low)」の脆弱性4件に対処したとしている。
(Security NEXT - 2018/10/18 )
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