Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WordPress」の管理者アカウント狙うフィッシング - DB更新口実に誘導

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「WordPress」の管理者を狙ったフィッシング攻撃が確認された。データベースのアップグレードを装い、偽のログインページへ誘導しようとしていた。

20180905_su_001.jpg
フィッシングメールの内容(画像:Sucuri)

攻撃を確認したSucuriによれば、問題のフィッシングメールは、正規に送信される更新メッセージのデザインを盗用。「WordPress」のデータベースが期限切れとなっており、期限中にアップデートしなければならないと不安を煽る内容だった。

HTMLメールにより「WordPress」のロゴなどを掲載。さらにメールにはアップグレード作業を続けるためのボタンに見せかけたリンクを用意しており、「WordPress」のログインページに偽装したフィッシングサイトへ誘導する。

フィッシングサイトでは、アカウント情報を詐取すると、さらに画面が遷移。「WordPress」を利用するウェブサイトのURLやユーザー名などを入力させる画面を表示し、情報をだまし取ろうとしていた。

(Security NEXT - 2018/09/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「プロミス」装うフィッシングメール - 偽サイトに誘導
「アイフル」装う偽メール - 融資関連の連絡やフィッシングの注意喚起を偽装
JAバンクの利用者を狙うフィッシング攻撃
本文中の「2次元コード」から偽サイトへ誘導するフィッシング
「ろうきん」利用者狙うフィッシング攻撃が発生
地震に便乗する「フィッシング攻撃」や「偽情報」に警戒を
大規模障害の混乱に乗じる攻撃者 - 偽マニュアルや偽復旧ツール出回る
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
ドメインやホスティングが停止すると不安煽るフィッシングに警戒を