「eoID」で6458件の不正ログイン被害 - 盆休みに約126万回の試行
ケイ・オプティコムの会員向けサービス「eoID」で、本人以外の第三者による「不正ログイン」が多数確認されたことがわかった。同社ではパスワードの使い回しなどを避けるよう利用者へ注意を呼びかけている。
同社ISPサービスや格安SIM「mineo」向けの会員サービスである「eoID」において、不正ログインの被害が確認されたもの。同社によれば、台湾や日本などの特定IPアドレスからパスワードリスト攻撃が行われたという。
8月13日22時過ぎから8月16日までの不正なログイン試行は約126万回に及び、15日21時の時点で6458件のアカウントが、本人以外の第三者によるなりすましのログインを許したという。
第三者によってログインされたユーザーは、氏名や住所、電話番号、生年月日、性別、メールアドレスなどを閲覧された可能性がある。
今回の不正ログインは、IDとパスワードの組み合わせを用いて短時間に大量のログイン試行を行っており、他社サービスから流出したアカウント情報を利用した「パスワードリスト攻撃」であると同社では分析。同社経由の情報流出については否定している。
緊急措置として同社は、特定IPアドレスからのログインを遮断。不正ログインが確認された会員については、パスワードを変更しなければ利用できないよう対策を講じた上で、メールにより連絡を取っている。
(Security NEXT - 2018/08/17 )
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