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日本医師会のレセプトソフトに複数の脆弱性

日本医師会の「日医標準レセプトソフト」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

日本医師会の研究事業プロジェクトであるORCA管理機構が提供する同ソフトにおいて、複数の脆弱性が判明したもの。バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、「OSコマンドインジェクション」の脆弱性「CVE-2018-0643」や、バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2018-0644」が含まれるという。

脆弱性を悪用されると任意のコマンドが実行されたり、ログイン可能なユーザーによって、任意のコードを実行されたり、サービス拒否に陥るおそれがある。

同脆弱性は、IoT×Security Hackathon 2016より情報処理推進機構(IPA)が報告を受けたもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。修正プログラムが用意されており、アップデートを実施するよう呼びかけられている。

(Security NEXT - 2018/07/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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