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「baserCMS」に7件の脆弱性 - リモートより悪用のおそれ

オープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)である「baserCMS」に、複数の脆弱性が含まれていることが判明した。

コマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2018-0569」や、クロスサイトスクリプティング(XSS)の「CVE-2018-0570」、無制限にファイルがアップロード可能となる「CVE-2018-0571」など、あわせて7件の脆弱性が存在することが明らかとなったとなったもの。

脆弱性を悪用されると、リモートより管理者の権限で任意のコードを実行されたり、ファイルの閲覧が可能。また運営者の権限でログインできるユーザーにより、任意のOSコマンドを実行したり、任意のファイルアップロードが可能となる。

これら脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの米山俊嗣氏や望月岳氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

開発チームでは、脆弱性に対処した「同4.1.1」「同3.0.16」や、修正パッチを用意。また一部脆弱性に関して、必要に応じて追加の対策を講じるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/05/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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