Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox 60」がリリース、深刻な脆弱性2件などあわせて26件を修正

Mozilla Foundationは、「Firefox 60」「Firefox ESR 52.8」をリリースした。複数の深刻な脆弱性に対処したという。

20180510_ff_001.jpg
最新版「Firefox 60」をリリースしたMozilla

同アップデートでは、機能強化にくわえ、CVEベースで26件の脆弱性に対応。メモリ破壊が生じ、任意のコードを実行されるおそれがある4段階中もっとも高い重要度「クリティカル(Critical)」の脆弱性「CVE-2018-5150」「CVE-2018-5151」を修正。

さらに重要度「高(High)」とレーティングした脆弱性6件に対処。バッファオーバーフローの脆弱性や解放したメモリへアクセスする「Use After Free」の脆弱性、「PDFビューワ」に関連する脆弱性などを修正。重要度「中(Moderate)」の脆弱性14件や、「低((low)」の脆弱性4件を解消している。

また延長サポートとなる「Firefox ESR 52.8」では、「CVE-2018-5150」にくわえ、「クリティカル(Critical)」の脆弱性「CVE-2018-5154」「CVE-2018-5183」の3件に対処。そのほか7件の脆弱性を修正した。

(Security NEXT - 2018/05/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正