Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

クライアントライブラリ「MQTT.js」にサービス拒否へ陥る脆弱性

「MQ Telemetry Transport(MQTT)」プロトコルのクライアントライブラリである「MQTT.js」に脆弱性が含まれていることが明らかになった。

同ライブラリにおいて、「PUBLISH」のパケットによりオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2017-10910」が存在することが明らかになったもの。多数のパケットを受信するとサービス拒否に陥るおそれがあるという。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、富士通研究所の坂口昌隆氏、野田敏達氏、兒島尚氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

開発者より脆弱性を修正した「MQTT.js 2.15.0」が公開されており、アップデートを実施した上でアプリケーションをリビルドするよう注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2017/12/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「FortiOS」に複数脆弱性 - 一部で悪用報告も
Google、複数の脆弱性を解消した「Chrome 132」を公開
2025年最初のMS月例パッチ - ゼロデイ脆弱性など158件を修正
チームパスワード管理ツール「TeamPass」に脆弱性
Aviatrix製ネットワーク管理ソフトに深刻な脆弱性 - 悪用の兆候も
「Apache OpenMeetings」に深刻な脆弱性 - 最新版で修正
VeeamのAzureバックアップソフトに脆弱性 - アップデートで対応
「SecureAge Security Suite」に深刻な脆弱性 - アップデートを
ネットワーク監視ツール「WhatsUp Gold」に深刻な脆弱性
「OpenVPN」に深刻な脆弱性 - 2024年6月の更新で修正済み