「Drupal」に深刻な脆弱性 - 更新を強く推奨
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。開発チームは、アップデートを強く推奨している。

3件の脆弱性へ対応したメインテナンスアップデートとなる「Drupal 8.3.7」
もっとも深刻とされる「CVE-2017-6925」は、システムの「エンティティ」に対するアクセス制御の脆弱性。重要度は、5段階中2番目に高い「クリティカル(Critical)」。
同脆弱性を悪用されると、特定条件の「エンティティ」について表示や作成、アップデート、削除などが行われるおそれがある。
また「Viewsモジュール」のAjax利用時におけるアクセス制御の脆弱性「CVE-2017-6923」や、承認をバイパスしてコメントが投稿できる「REST API」の脆弱性「CVE-2017-6924」を修正した。これらは重要度が1段階低い「中(Moderately Critical)にレーティングされている。
「Drupal」の開発チームでは、これら脆弱性を修正した「同8.3.7」を用意。「同8」利用者へアップデートを実施するよう強く推奨している。
(Security NEXT - 2017/08/17 )
ツイート
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性