Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、同社製品群への定例更新で脆弱性308件を修正

Oracleは、定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を公開し、308件の脆弱性を解消した。

四半期ごとに公開している定例アップデート「CPU」により「Oracle Database Server」に関する脆弱性4件や、「Oracle Fusion Middleware」の脆弱性44件をはじめ、複数の脆弱性へ対処したもの。

「Oracle Financial Services Applications」「Oracle Hospitality Applications」「Java SE」「Solaris」「MySQL」「Oracle VM VirtualBox」など、あわせて308件の脆弱性を修正している。

今回対応した脆弱性のうち、共通脆弱性評価システム「CVSS v3」でスコアが「7.0」以上で「緊急」または「重要」とされる脆弱性は132件。同社は、脆弱性の悪用を防止するため、テスト環境で動作を確認したうえで、早期にアップデートを適用するよう推奨している。

なお、次回の定例アップデートの公開は米国時間10月17日を予定している。

(Security NEXT - 2017/07/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

前月の更新で脆弱性13件を修正 - Atlassian
「QNX SDP」の画像解析に深刻な脆弱性 - 修正版を公開
「Cisco Meraki 」にDoS脆弱性 - SSL VPN処理で強制再起動
「IBM QRadar SIEM」に複数脆弱性 - 修正パッチをリリース
ゲームサーバ管理ツール「Pterodactyl Panel」に脆弱性 - 悪用の動きも
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
「Roundcube」にアップデート - 前バージョンの不具合を解消
Trend Microの暗号化管理製品にRCEや認証回避など深刻な脆弱性
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開