Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

D-Link製複数ルータに管理機能を悪用されるおそれ

D-Linkが提供する複数のネットワーク機器に管理者アカウントの認証情報を取得されるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関では注意を呼びかけている。

同社が提供するルータ「DIR-130」「DIR-330」のリモートログインページに認証回避の脆弱性「CVE-2017-3191」や、認証情報の保護における不具合「CVE-2017-3192」が判明したもの。

「DIR-130」では、ファームウェアが「バージョン1.23」、「DIR-330」では「バージョン1.12」で脆弱性が確認されており、これら以外のバージョンについても影響を受けるおそれがある。

対策方法は明らかになっておらず、セキュリティ機関では、「機器へのアクセスを制限する」「リモート管理機能を無効にする」など緩和策を講じるよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/03/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ