Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

昨年末判明の「SKYSEA Client View」脆弱性 - 引き続き攻撃が発生中

Skyの資産管理ソリューション「SKYSEA Client View」に深刻な脆弱性が2016年12月に明らかとなった問題で、引き続き脆弱性に対する攻撃が行われているとして、同社やセキュリティ機関では注意を呼びかけている。

管理者がファイルの受信や実行をクライアントのエージェントで行うために用意された機能の認証処理に脆弱性「CVE-2016-7836」が存在。リモートより任意のコードを実行されるおそれがある。

同社では、2016年12月に修正版となる「同11.300.08h」を公表。さらに追加のセキュリティ対策を盛り込んだ「同11.400.07o」を3月6日にリリースしており、これらバージョンへアップデートするか、修正モジュールを適用するよう利用者へ呼びかけた。

脆弱性が公表された2016年12月の時点で、すでに脆弱性の悪用が確認されていたが、Skyによると以降も同脆弱性に対する攻撃が引き続き観測されているという。

またJPCERTコーディネーションセンターも同脆弱性に対する攻撃について報告を受けていると指摘。製品のアップデートなど早期に対策を講じるよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/03/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「macOS」にアップデート - 多数脆弱性を解消
「Node.js」に脆弱性 - 各ブランチ向けにアップデート
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」や「SAP NetWeaver」の脆弱性悪用に警戒を - 米当局が注意喚起
IDと公開鍵を紐づける「OpenPubkey」に署名検証バイパスのおそれ
月例アドバイザリを公開、「クリティカル」含む新規16件 - SAP
OpenTextの監視ツールに脆弱性 - 権限昇格やPW不正変更のおそれ
IoT向けDB「Apache IoTDB」に脆弱性 - 4月の更新で修正済み
Adobe13製品にアップデート - クリティカル脆弱性を修正
Apple、「iOS/iPadOS 18.5」で30件以上の脆弱性へ対応