会議システム「Cisco WebEx」に深刻な脆弱性 - すでに悪用コードが公開
Cisco Systems製オンライン会議システム「Cisco WebEx」のブラウザ向け拡張機能に脆弱性が含まれていることがわかった。同社やセキュリティ機関では注意を呼びかけている。
同社が「Internet Explorer」や「Firefox」「Chrome」向けに提供している機能拡張に、リモートよりブラウザの権限で任意のコードが実行可能となる脆弱性「CVE-2017-3823」が含まれていることが判明したもの。
影響があるのはこれらブラウザのWindows版で利用した場合に限られ、マイクロソフトの最新ブラウザである「Microsoft Edge」のほか、「Mac」や「Linux」では影響を受けないことを確認したとしている。
同脆弱性の重要度は、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされており、「Chrome」向けの拡張機能については、すでに攻撃がコードが公開されているという。
同社では、「IE」向けに脆弱性を修正した「同10031.6.2017.0126」を公開したほか、「Firefox」向けに「同106」、「Chrome」向けに「同1.0.7」を用意。アップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/01/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
QNAP、アドバイザリ9件を公開 - 複数脆弱性を修正
アプリ生成「Lovable」に脆弱性 - 生成プロジェクトに影響
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
バックアップストレージ用ソフト「HPE StoreOnce」に複数脆弱性
「Roundcube」脆弱性、詳細やPoCが公開予定 - 早急に対応を
Auth0の複数SDKに脆弱性 - 細工Cookieでコード実行のおそれ
米CISA、「Chromium」脆弱性の悪用に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消