「Zend Framework 2」に「PHPMailer」と同様の脆弱性 - 最新版で修正
「Zend Framework」のメール用コンポーネントに、リモートよりコードの実行が可能となる脆弱性が含まれていることがわかった。最新版で修正されている。
同フレームワークに含まれる「zend-mail」にコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2016-10034」が含まれていることが判明したもの。同脆弱性は、「PHPMailer」や「SwiftMailer」で明らかとなった脆弱性と同様の性質のもので、両脆弱性と同じくポーランドのセキュリティ専門家であるDawid Golunski氏が発見、報告した。
ウェブフォームなどから入力された情報をもとに「zend-mail」の「Sendmail adapter」を利用してメールを送信する際、コードを実行されるおそれがある。
Dawid Golunski氏は今回の脆弱性について、アドバイザリで限定的な実証コード(PoC)を示しているが、エクスプロイトコードなど詳細については今後公開するとしている。
また同脆弱性は、Dawid Golunski氏によるアドバイザリの公表に先駆けて12月20日にリリースされた「Zend Framework 2.4.11」および「zend-mail 2.4.11」「zend-mail 2.7.2」にて修正されているという。
(Security NEXT - 2017/01/05 )
ツイート
PR
関連記事
「Apache Roller」にPW変更後もログインセッションが破棄されない脆弱性
リモートアクセス製品「SonicWall SMA100」の既知脆弱性が標的に
「Java SE」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を解消
「Cisco Webex App」に脆弱性 - 不正な招待リンクでコード実行のおそれ
「CVEプログラム」の運用財団が設立 - 米政府契約終了を受け移行か
Windows向け「Horizon Client」に権限昇格の脆弱性 - パッチがリリース
「Chrome」に2件の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
Mozilla、「Firefox 137.0.2」をリリース - 脆弱性1件を解消
既知脆弱性による「FortiOS」侵害の新手法 - 初期経路封じても被害継続
「NATS Server」の一部APIに深刻な脆弱性 - アップデートを