アップデート機能のライブラリ「WinSparkle」に脆弱性
アップデート機能を提供するWindows向けライブラリ「WinSparkle」において、任意のフォルダやファイルが削除される脆弱性「CVE-2016-7838」が含まれていることがわかった。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同ライブラリでは、一時ファイルの保存場所をレジストリで保持しているため、レジストリの値を変更されると同ライブラリを利用するソフトを起動した際に、任意のフォルダやファイルが削除されるおそれがある。「Wireshark 2.0.5」など、同ソフトを利用しているソフトも影響を受ける。
同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの吉川孝志氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。同脆弱性は、最新版となる「WinSparkle 0.5.3」にて修正されている。
(Security NEXT - 2016/12/29 )
ツイート
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性