Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ハンゲームのフィッシング、「問合受付通知」を偽装

ハンゲームの利用者をだまし、IDやパスワードを詐取するフィッシング攻撃が発生している。誘導先となっている偽サイトは、11月14日の時点で稼働しており、フィッシング対策協議会が注意を呼びかけた。

20161114_ap_001.jpg
誘導先のフィッシングサイト(画像:フィ対協)

同協議会によれば、問題のメールは、「お問い合わせを受け付けました(自動配信メール)」といった件名で送信されている。無関係の受信者があたかもサポートへ問い合わせを行ったように見せかける内容で、のちほどサポートから連絡を行うといった説明が記載されていた。

その上でさらに「接続環境が変化した」「不審なアクセスによりログインが制限された」などと不安を煽る内容を記載。パスワードの再検証が必要などとし、偽サイトへ誘導して、IDやパスワードといったアカウント情報を入力、送信させる。

11月14日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターに調査を依頼。利用者へ誤ってアカウント情報を送信しないよう注意を喚起し、フィッシングサイトの情報提供を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/11/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
PyPI上に不正コード含む「num2words」 - 開発者がフィッシング被害
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
一部利用者でメールアドレスが変更される被害 - So-net
学生や教職員のアカウント情報が暗号化被害 - 東海大
婚活イベント情報サイトから情報流出 - フィッシング調査から判明
【特別企画】使える「脅威インテリジェンス」とは - 単なる情報ソースで終わらせないために
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD