「e-Taxソフト」のダウンロードやバージョンアップを一部再開 - 国税庁
「e-Taxソフト」に脆弱性が見つかった問題で、国税庁では同ソフトの公開を一時停止していたが、メンテナンスが終了したとして一部提供を再開した。
問題の脆弱性は、同ソフトのインストーラーにおいて、検索パスの指定に問題があり、細工されたライブラリファイルを読み込むおそれがある「CVE-2016-4901」。脆弱性が悪用された場合、任意のコードを実行されるおそれがある。
同庁では、10月18日に同ソフトの提供を一時停止。対応を進めていたが、メインテナンスを終えたとして一部提供を再開したもの。共通で利用するプログラムをはじめ、直近年分の申告や、申請および届出に関連する機能。ダウンロードやバージョンアップを行うことが可能。
ただし、前年以前の申告や、公的個人認証サービス利用者クライアントソフトのインストール、「Windows Vista」において、ウェブなど一部を除いて新規利用については、引き続き利用できない。同庁では、前年以前の申告に関し、10月末を目処に提供を再開できるよう作業を進めているという。
(Security NEXT - 2016/10/26 )
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