Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WordPress向けeコマースサイト構築プラグインに脆弱性 - ゼロデイ攻撃も

WordPressにおいてeコマースサイトを構築できるプラグイン「WP Marketplace」に、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。10月18日の時点で修正プログラムは用意されておらず、すでに悪用も確認されている。

脆弱性を確認したWhite Fir Designが公表したもの。ファイルがアップロード可能となる2件の脆弱性が存在し、同社を含む複数のセキュリティベンダーにおいて脆弱性の悪用が確認されているという。脆弱性を悪用されると、バックドアを設置されるおそれがある。

10月18日の時点で修正プログラムは用意されておらず、White Fir Designでは、実証コードを公開し、利用者へ注意喚起を実施。同社の報告を受けてWordPress.orgでは、今回の問題を受けてプラグインディレクトリより同プラグインを削除している。

(Security NEXT - 2016/10/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
「n8n」に深刻なRCE脆弱性 - 乗っ取りや情報漏洩など広く影響
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
「Firefox」に複数脆弱性、アップデート公開 - 「クリティカル」との評価も
Cisco製品のゼロデイ脆弱性、国内スパム対策サービスで不正アクセス被害
「PHP」に複数脆弱性 - 修正版「同8.5.1」など公開