Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Cisco Firepower Management Center」に複数の脆弱性

Cisco Systemsのセキュリティ製品を集中管理できる「Cisco Firepower Management Center」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。悪用などは確認されていないという。

同製品において、ウェブコンソールへアクセスできるユーザーにより、製品のローカルファイルへアクセスでき、重要な情報を取得されるおそれがある脆弱性「CVE-2016-6435」が存在。さらにコマンドラインより製品内のデータベースへアクセスが可能となる脆弱性「CVE-2016-6434」が含まれる。

また同製品の「Cisco Firepower Threat Management」に、認証されたユーザーによってリモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2016-6433」が判明した。

いずれも脆弱性を悪用するには認証が必要で、重要度は4段階中、上から3番目の「中(Medium)」。脆弱性の公開や悪用は確認されていない。同社では、今回の問題を受けて脆弱性を修正したソフトウェアの提供を開始している。

(Security NEXT - 2016/10/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
「NVIDIA GPUディスプレイドライバ」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Kibana」に複数のXSS脆弱性 - 「CrowdStrike」との連携ツールにも
「GitLab」にアップデート - 脆弱性4件を解消
米当局、「Grafana」の既知脆弱性に対する攻撃に注意喚起
ファイアウォール基盤「PAN-OS」に判明した脆弱性2件を修正 - Palo Alto