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不正アクセスで顧客情報が流出 - 印刷通販会社

印刷通販事業を展開するグラフィックは、顧客情報を格納したデータベースが不正アクセスを受け、個人情報が流出したことを明らかにした。

同社によれば、外部からの不正アクセスにより顧客情報8985件が流出した可能性があることが判明したもの。7月1日に決済代行会社から情報流出の可能性を指摘され、調査を行ったところ、海外のサーバから不正アクセスがあり、データベースの顧客情報が外部へ流出していたことが発覚したという。

今回の不正アクセスにより、顧客の氏名や法人名、住所、電話番号、ファックス番号、メールアドレス、ログインIDとパスワード、法人向け決済サービスの自動振替用個別番号などが流出した可能性があり、一部顧客に関しては印刷物の宛先情報が含まれる。また自動振替用個別番号に関しては、決済が行えるのは同社サービスのみで、他ECサイトの決済には利用できないとしている。

データベースの運用再開にあたり、同社は海外からのアクセスを遮断する対策を実施したと説明。監視を続けているが、不正アクセスは確認されていないとしている。また外部の業者に調査を依頼、不正アクセスの詳細について調査を進めている。

同社では、対象となる顧客へメールで事情を説明し、謝罪。サイトのログインパスワードを変更するよう、呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/07/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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