Zohoのネットワーク解析ツール「NetFlow Analyzer」に複数の脆弱性
Zohoが提供するネットワークトラフィックの解析ツール「NetFlow Analyzer」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2015-2960」をはじめ、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性「CVE-2015-2961」、アクセス制限不備の脆弱性「CVE-2015-2959」などが「同build 10250」に存在することが判明した。以前のバージョンも影響を受けるという。
いずれも長谷川智茂氏と向井陽人氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。
また上記3件以外にも、HTMLインジェクションや、パスワード自動入力機能などに脆弱性が存在する。
脆弱性を解消するパッチが「同build 10250」向けに提供されており、同ビルドへバージョンアップした上でパッチを適用するようベンダーやセキュリティ機関では呼びかけている。
(Security NEXT - 2015/06/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Cisco SD-WAN vManage」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
一部シスコ製小規模向けVPNルータに深刻なRCE脆弱性
制御システム監視制御ソフト「ScadaBR」に脆弱性
「Aruba Instant」に複数の深刻な脆弱性
「ClamAV」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を修正
Proofpointの「Insider Threat Management」に複数脆弱性 - アップデートがリリース
「SAP」を狙うサイバー攻撃、事業停止のリスクも - 利用企業は早急に確認を
米政府、Fortinet製品利用者に注意喚起 - 3月よりAPT攻撃を観測
クラウドのワークロード向け「Carbon Black」に深刻な脆弱性
米政府、「Exchange脆弱性」対策で追加指令 - スキャンや対策強化など要請