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マカフィーの統合管理ソフトに複数の脆弱性

マカフィーの統合管理ソフト「McAfee ePolicy Orchestrator(ePO)」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートが公開されている。

脆弱性の影響を受けるのは「同5.1.1」および「同4.6.8」で、以前のバージョンも含まれる。「ePO」は、暗号化通信に対応しているが、電子証明書の検証処理に脆弱性「CVE-2015-2859」が含まれており、中間者攻撃やなりすましのおそれがある。

またアクセス許可があるユーザーによって悪意ある「XML定義」を読み込ませる脆弱性が存在。さらに同脆弱性に対する攻撃が可能となる場合、「Metasploit」を用いてデータベース構成プロパティなど、「ePO」からシステムのファイルを読み取ることが可能になるという。

同社では、脆弱性を修正した「同5.1.2」を用意。また「同4.6.9」に関しては2月より提供を開始している。同社やセキュリティ機関ではアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/06/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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