Adobe、Flash Player向けに今月3度目のアップデート - 脆弱性狙うDBD攻撃が発生中
Adobe Systemsは、1月に入って3度目となるAdobe Flash Playerのセキュリティアップデートを公開した。すでにゼロデイ攻撃が発生しており、早期のアップデートを呼びかけている。
今回の更新は、2件の脆弱性「CVE-2015-0311」「CVE-2015-0312」を修正するアップデート。「Windows」「Mac OS X」「Linux」向けに提供するもので、悪用された場合、システムの制御を奪われるおそれがある。
解放済みメモリの取り扱いに関する脆弱性「CVE-2015-0311」は、すでにWindows上で動作する「Internet Explorer」や「Firefox」を狙ったドライブバイダウンロード攻撃が確認されている。
同社は「Windows」および「Mac OS X」、「Chrome」や「Internet Explorer」の同梱版に脆弱性を解消した「同16.0.0.296」を提供。また最新版を利用できないユーザーに対しては「同13.0.0.264」、「Linux」向けに「同11.2.202.440」を用意した。
適用優先度は、「Windows」「Mac OS X」およびブラウザ同梱版については、3段階中もっとも高い「1」に設定。72時間以内のアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2015/01/28 )
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