「Adobe Flash Player」のアップデートが公開 - 深刻な脆弱性を解消
Adobe Systemsは、複数の脆弱性に対処した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。「Windows」や「Mac OS X」では、72時間以内にアップデートするよう推奨している。
今回のアップデートでは、メモリ破壊の脆弱性「CVE-2015-0303」「CVE-2015-0306」をはじめ、ヒープバッファフローの脆弱性「CVE-2015-0304」「CVE-2015-0309」、キー入力した情報が漏洩するおそれがある脆弱性「CVE-2015-0302」など、あわせて9件の脆弱性を修正した。脆弱性が攻撃を受けると、システムの制御を奪われるおそれがある。
同社は「Windows」および「Mac OS X」に対し、脆弱性を解消した「同16.0.0.257」を提供。また最新版を利用できないユーザーに対しては「同13.0.0.260」、「Linux」向けに「同11.2.202.429」を用意した。
「Chrome」や「Internet Explorer」の同梱版についても、各ソフトのアップデート経由で「同16.0.0.257」を提供。「Adobe AIR」や「同SDK」に対しては「同16.0.0.272」、デスクトップ向けのランタイムとして「同16.0.0.245」を公開している。
適用優先度は、「Windows」「Mac OS X」およびブラウザ同梱版については、3段階中もっとも高い「1」に設定。72時間以内のアップデートを呼びかけている。また「Linux」や「Adobe AIR」についてはもっとも低い「3」とした。
(Security NEXT - 2015/01/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み