Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

オフライン版「iLogScanner」にXSSの脆弱性 - 修正版が公開

情報処理推進機構(IPA)は、ウェブサイトの脆弱性攻撃を検出する無償ツール「iLogScanner」の最新版となる「V4.0.1」を公開した。

同ツールは、ウェブサーバのアクセスログを解析し、脆弱性攻撃の痕跡を検出するもので、オンライン版にくわえ、パソコンにインストールして利用できるオフライン版を提供している。

同機構では10月9日に「同V4.0」を公開したが、同バージョンにおいて解析結果をHTMLページに出力する際の処理に、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在したという。

不正に細工されたアクセスログファイルを解析し、脆弱性が悪用されると、出力されたHTMLページ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。

同機構では脆弱性を修正した「V4.0.1」を公開。オフライン版を利用している場合は、早急にウェブサイトから最新版をダウンロードしてバージョンアップするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/11/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正
米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ
未使用でも影響、7月修正の「IEゼロデイ脆弱性」 - 遅くとも5月に悪用
Dockerエンジンの認証プラグインに脆弱性 - CVSSは最高値だが悪用可能性は低
「BIND 9」にアップデート - DoS脆弱性4件を修正
Chromeのアップデートが公開 - セキュリティ関連で24件の修正
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正