Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、予告より2件少ない月例パッチ14件 - 脆弱性33件を解消

深刻度が1段階低い「重要」のプログラムは8件。そのうち「MS14-070」で修正したTCP/IPの脆弱性「CVE-2014-4076」についてはすでに公開されている。それ以外に関しては、更新プログラムの提供開始時点で悪用や公開は確認されていない。

「MS14-069」では、リモートでコードを実行されるおそれがあるOffice の脆弱性3件を解消したほか、「.NET Framework」「Windowsオーディオサービス」「SharePoint Foundation」において特権の昇格が生じる問題に対応。

「リモートデスクトッププロトコル」「IIS」に関してはセキュリティ機能がバイパスされる問題に対処した。「Active Directoryフェデレーションサービス」における情報漏洩の問題を解決した。

のこる2件は、さらに1段階低い「警告」のプログラム。日本語版IMEにおける特権の昇格やカーネルモードドライバーのサービス拒否といった脆弱性を修正。「MS14-078」で修正したIMEの脆弱性「CVE-2014-4077」に関しては、すでに悪用が確認されている。

(Security NEXT - 2014/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ