Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、予告より2件少ない月例パッチ14件 - 脆弱性33件を解消

日本マイクロソフトは、11月の月例セキュリティ更新プログラム14件を公開し、33件の脆弱性を解消した。当初16件の公開を予定していたが、問題が見つかったとして公開予定だった2件を延期した。

20141112_ms_001.jpg
11月の月例セキュリティ更新一覧

深刻度が、4段階中もっとも高い「緊急」とされるプログラムは4件。いずれも悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがある。

「MS14-064」では、「Windows OLE」のゼロデイ脆弱性をはじめ、2件を修正。さらに「Internet Explorer」における17件の脆弱性に対応した「MS14-065」、「Schannel」の脆弱性を解決した「MS14-066」のこれら3件については、適用優先度を3段階中もっとも高い「1」にレーティングしている。

「Microsoft XMLコアサービス」の脆弱性を解決した「MS14-067」については、深刻度は「緊急」であるものの、適用優先度は1段階低い「2」に設定した。

(Security NEXT - 2014/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

MS、「Windows Server」向けに定例外パッチ - 米当局が悪用確認
Dellストレージ管理製品に認証回避の脆弱性 - アップデートで修正
前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
「BIND 9」にキャッシュポイズニングなど複数脆弱性
端末管理製品「LANSCOPE」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起 - 米当局
ZohoのAD管理支援ツールに脆弱性 - アップデートで修正