Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

三菱東京UFJ銀の利用者狙うフィッシングに注意を

三菱東京UFJ銀行を装い、アカウント情報を騙し取るフィッシング攻撃が発生している。同行やフィッシング対策協議会が注意を呼びかけている。

20140919_ap_001.jpg
今回確認されたフィッシングサイト

問題のメールは「個人情報が一部のネットショップサーバに不正取得され、個人情報漏洩事件が起きた」などと説明。システムをアップグレードしており、アカウントが凍結されないよう登録を確認するよう促す内容だった。誘導先の偽サイトでは、契約番号やログインパスワードなど銀行のアカウント情報を騙し取る。

メールの文面では、「こんにちは!」という金融機関のメールとは思えない書き出しや、オンラインショップに個人情報を取得されるなど奇抜な内容で不自然な点も目立つが、異なる文面も出回っている可能性があり注意が必要。

フィッシングサイトは、9月19日の時点で稼働していることが確認されており、サイトのテイクダウンに向けて同協議会ではJPCERT/CCへ調査を依頼。また類似するフィッシングへ注意を促すとともに、類似したフィッシング攻撃を見かけた場合は、情報提供してほしいと呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/09/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
フィッシング対策協議会、設立20周年記念セミナーを11月開催
「Movable Type」のPWリセット機能に複数脆弱性 - 修正版公開
フィッシングURLが前月比4割増、報告20万件超 - 証券関係が再増加
登録者にフィッシングメール、メアド流出か - フォトクリエイト
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
PyPI上に不正コード含む「num2words」 - 開発者がフィッシング被害
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍