Apple、「OS X Mavericks 10.9.5」を公開 - 44件の脆弱性を解消
Appleは、複数の脆弱性を修正した最新アップデート「OS X Mavericks 10.9.5」および「Security Update 2014-004」を公開した。リモートでコードを実行されるおそれがある脆弱性など、あわせて44件の脆弱性を解消している。

信頼性の向上が図られた「OS X Mavericks 10.9.5」
「OS X Mavericks 10.9.5」は、信頼性の向上や脆弱性の修正など含むアップデートで、最新ブラウザ「Safari 7.0.6」も同梱。同社ではすべての「OS X Mavericks」利用者へ適用を推奨している。また「Lion」や「Mountain Lion」ユーザー向けに「Security Update 2014-004」を用意した。
PDFファイルを扱うコアグラフィックスに存在する複数の脆弱性や、Intelグラフィックドライバの脆弱性を修正。「OpenSSL」を「同0.9.8za」、「PHP」を「同5.4.30」にそれぞれアップデートし、それぞれの旧版に含まれる複数の脆弱性を解消した。
さらにカーネルの脆弱性のほか、「ruby」「IOAcceleratorFamily」「IOHIDFamily」「IOKit」「Libnotify」「QT Media Foundation」に関する脆弱性に対処した。
(Security NEXT - 2014/09/18 )
ツイート
PR
関連記事
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起