Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

人気メーラー「Becky!」に脆弱性 - 修正版が公開

「Becky! Internet Mail」に、バッファオーバーフローが発生し、任意のコードが実行可能となる脆弱性が含まれていることがわかった。修正版が公開されている。

リムアーツによれば、脆弱性は「同Ver.2.67」および以前バージョンに存在。POPサーバが乗っ取られて細工されると、同ソフトの接続時にバッファオーバーフローが発生し、任意のコードを実行されるおそれがあるという。IMAP接続に関しては影響を受けない。

同社では脆弱性を修正した「同Ver.2.68」を公開した。今回の脆弱性は、サイバーディフェンス研究所の林真吾氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。修正にあたりJPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2014/07/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正